Bee 92のバックデザイン一覧

投稿者 :和泉圭佑 on

こんにちは、和泉です。

古くからあるデックの工場は過去多くのバックデザインを制作・販売しています。娯楽が現代より少なかった当時、トランプは貴重で需要のある存在だったでしょう。鮮やかなデザインがされたものや、側面が金色に塗られた「金付き加工(Gilt Edge、Gold Edge)」されたものなど、多種多様に販売されていました。

今も販売されているカジノ用デックのBee 92ですが、「ダイヤモンド・バック」と呼ばれるバックデザイン以外にも過去存在していました。しかし、どういったバックデザインが過去販売され、どういった名前がついていたかは不明な点が多くあります。ちなみにこの92という数字は1892年に販売開始されたことに由来するそうです。

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The New York Consolidated Card Company(以下NYPCC社)が発売した「Hoyle's Rules for Card Games」という小冊子があります。250ページほどある小冊子で、タイトルの通りトランプを使ったゲームのルールが数多く収録されています。20世紀はじめの頃のデックにはフラップに「バイシクルのフラップを6枚もしくは10セント送ってくれればルールブックを送ります」という宣伝文が書かれていたので、もしかするとこれが送られていたのかもしれません。

ちなみにUSPC社がNYPCC社を買収したのは1894年なので、冊子にはUSPC社の名前が載っています。

この小冊子には、巻末にNYPCC社が販売するデックのバックデザイン一覧が載っています。これがすべてかどうかはわかりませんが、いずれにせよ公式の記録として残っている貴重な資料ではないかと思われます。

縁無しのバックデザインは「Allover Back」と呼ばれ、No.32とNo.35が存在していたことがわかります。またBicycle 808に存在したAngel Backが載っています。Angel Backは1893年に発売されその後すぐ廃盤になっているので、おそらく1894年のUSPC社による買収後、Beeブランドに移行されたのでしょう。Oak Leaf Backも同様です。

Back No.86がBicycle No.42 Margin Tri-Plaidにそっくりだったり、古くからブランド間でバックデザインが使われていたことが容易に想像できます。

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おそらく他にもBeeのバックデザインは存在しているかもしれません。興味ある方は探してみてはいかがでしょうか。

https://bit.ly/37u8p9u

 


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